双極性障害を乗り越える力を得るために知っておきたい7つのこと

双極性障害を乗り越えるために知りたいこと

本人が注意すべきこと

双極性障害と向き合うにあたって、本人が注意するべきことは生活と気持ちを整えることです。生活を整えるためには適切な治療が必要で、それによって、本来の自分の生活に回帰することが可能です。
まずは病院へ行って診察を受けること、それが先決です。そして、病院へ通院することは双極性障害の症状を再発させないようにするために必須で、病院へ通院する手間よりも症状が再発するリスクのほうが大きいことを認めることが大切です。
その上で、今の自分の精神状態に合わせてうまく立ち回る術を覚えていくことが大切で、症状を乗り越えるために必要です。

鬱状態にある状況下では、通常ならば前向きな気持になることができるようなことでも気分が高揚することがなく、思考がマイナスの方向へ進行しがちです。
ですから、まずはストレスとなる要因を可能な限り回避することが欠かせません。鬱状態でストレスを受けることは、通常よりも精神的負担が大きいからです。
頑張って良い結果を出して、完璧に問題を解決しようとすることもよくありません。完璧主義を捨てて、ざっくりと問題ないラインで目標を達成できればいい、というように考え方を緩くするのがストレスを回避することに繋がります。
気持ちの調子が良くない時には何をやってもうまくいかないのは当然であり、その状況下においてはうまくやろうとすることよりも、まず気持ちが楽になることを目指すほうが大切です。そして、気持ちが楽になっている時のほうが良い結果を出すことができるようになるでしょう。
ですから、鬱状態にあるときには完璧である必要はなく、場合によってはゆっくり休むほうが良い結果を出すことができることもあると認識して行動するべきです。

躁状態にあるときには、気持ちを服薬によってコントロールすることが必要です。この時期の自分の心身は、自分で気づかないうちにコントロールを失っています。そして、コントロールを失っている状態が正しい状態だと思い込んでしまいがちです。
ですから、服薬を継続して自分自身をコントロールする力にすることが欠かせません。特に、症状が軽い状況下では躁状態にあることを自分のみならず周りも気付くことができないため、周りの協力も必要になることが多いです。
周りの協力という点では、どの状態が最も普通で本来の自分に近いのか、客観的な視点で治療の目標設定を定めることも必要です。自分自身で目標設定をすると、躁状態になっている時に生まれる快調であるという思い込みをしている自分が、本来の自分であると錯覚することもあります。
そもそも躁状態にある事自体がおかしなことであり、それを自分の意志で目指すことに意味はありません。躁状態を目標にするのではなく、平穏な寛解期と呼ばれる時期の自分を目指すために、周りに確認を取りながらフラットな精神状態を目指すほうが良いです。

そして、自分の日々の状態や鬱状態もしくは躁状態への転換が発生したタイミングなど、自分の精神状態を記録しておくことは治療のために欠かせないことです。人それぞれ精神状態が変化する理由は違うため、自分が変化するきっかけは自分で記録して管理していくことが大切です。
さらに、躁状態に陥らないようにするためには生活習慣を安定させることが大切です。一晩中朝まで遊んだ時に、眠くて仕方ない状態から覚醒するような感覚を覚えることがあるでしょう。そういった感覚が現れるときのように、双極性障害を持つ人は睡眠時間が短くなると躁状態に陥りやすくなると解明されています。
ですから、睡眠時間をきちんと確保して、日常生活を規則正しく健康的に過ごせることも双極性障害を乗り越えるためには必要です。
仕事自体が不規則な生活習慣を要求するものであれば、転職することを視野に入れても良いといえるでしょう。睡眠をきちんと確保することが出来る仕事に就くことは、双極性障害を乗り越える力になります。